ホーム | サイトマップ | プライバシーポリシー | リンク・著作権・免責事項 | お問い合せ
定例会報告 レポート
過去に行なわれた定例会の報告です。
「告知について」
■開催日 2004年5月29日(土)
■場所  市民福祉プラザ
■講師  原口 勝 氏(国立病院九州がんセンター消化器外科部長)
     井手 麻利子 氏(福岡赤十字訪問看護ステーション管理者)



皆様お元気ですか。5月の定例会は約60名の出席者がありました。その後の懇親会も約25名でしっかり盛りあがりました。

 ♪5月の定例会の報告をいたします。
「告知について」のテーマで,九州がんセンター消化器外科部長の原口勝氏と福岡赤十字訪問看護ステーション管理者の井手麻利子氏にお話をしていただきました。

 原口氏は以下の内容でした。
1.がんの告知の事例報告
1)がんの病名の告知
2)がんの転移・再発の告知
3)がんが治らない状況になったことの告知
2.告知後の患者・家族の反応
3.告知後の医療者の対応
その中で印象に残ったことを報告します。

※病院によって患者、家族の反応が異なる
 医師:「がんは治りにくい状況になってきています。これからは症状コントロールを中心とした医療を行なっていく方がよいと思います。」
患者(一般病院):本当かしら?がんの専門病院で診てもらおうかしら。
患者(九州がんセンター):わかりました。ここで診てもらったので納得しました。

 ※病院によって主治医の対応が異なる
患者:「私のことをずっと診てもらえますか?」
医師(小〜中規模病院):もし仮に再発しても最後まで診てあげることができますよ。
医師(大規模病院):治療の効果が望めなくなったら、診てあげることができないなあ、どこに紹介しようかな?

 ※ギア・チェンジを阻むもの
医師:「あなたの再発した癌に対してこれまで治療を行なってきましたが、治りにくい状況になってきています。これからは症状コントロールを中心とした医療を行なっていくほうがよいと思います。ご希望があれば、ホスピスも紹介できますし、家で過せるように支援してくれる在宅ケアのサービスもありますよ。」
患者1:わかりました。在宅ケアをお願いします。
患者2:もうこの病院では治せない。他に治療してくれるところを捜そう。
患者3:この病院で治療を続けてください。他の病院には行きたくありません。

井手氏は在宅で看取られた2症例の具体的な紹介をしていただきました。告知を最後までされなかった51歳の女性と病状・余命まですべてを告知された56歳の女性のケース。
未告知なるが故に病状悪化に伴う不安、告知希望したが故に将来出現する病状に対する不安・恐怖に対して看護師として真剣に真正面から取り組み本人・家族の訴え・思いを聴き、受けとめ心の声に耳を傾け寄り添ったことが大事なことと思う。と話されました。

おすすめ紹介
A5判 284P
(本体1800円+税)
A5判 104P
(本体952円+税)
Copyright (C) 2005 The meeting which considers a final stage. All Rights Reserved.