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その他報告 レポート
過去に行なわれたファイナルステージを考える会以外の活動の報告です。
「緩和ケア病棟見学 研修旅行」
■開催日 2005年2月26日(土)ー27日(日)
■場所  沖縄県 特定医療法人「葦の会」オリブ山緩和ケア病棟



 コーディネーター堀野一成氏のもとに10名が、沖縄の特定医療法人“葦の会”オ リブ山病院緩和ケア病棟見学の一泊二日の研修旅行に参加されました。 2月26日(土)福岡空港出発し那覇空港へ。軽く昼食をすませ、3台のレンタカ ーにて小雨の中、約30分でオリブ山病院到着。14時から30分、チャプレンの田頭( たがみ)真一氏からチャペルで講話を聞きました。以下講話の内容の一部を紹介さ せていただきます。

○オリブ山病院のホスピスの歴史
 オリブ山病院でホスピスケアへの取組みが開始されたのが1983年。内科病棟内に 当初1〜2床の規模に過ぎなかった施設も、1995年には、専門病棟が完成。続い て6月には県知事より緩和ケア承認施設として7床が認可され、2000年3月には15 床全個室となり、2001年4月から23床(内17床個室)となっています。私たちは 、万全の体制でホスピスケアにあたります。

○オリブ山ホスピスの取組み
 身体状態コントロール ガン性疼痛、それに伴う不安の軽減は第一の急務。 医療スタッフの協議のもと、最も効果的な鎮痛法を施し、現在では90%の痛みが 取り除かれるようになっています。 トータル・ケア(全人医療)の確立 患者さんやご家族の人生観、価値判断を優先し、あくまで患者さんのペースを大 切にしてチーム全体で支援します。 魂のケア 魂の平安がもたらされるよう祈り、ご希望の方にはチャプレン(牧師)のカウン セリングを実施しています
        チャプレン(伝導相談室のメンバー) チャ プレン5名  事務1名

○「全人医療:スピリチュアルケアについて」
 「全人医療」といっても様々な定義がなされており、その定義によってまった く意味が異なります。 キリスト教関係の施設では「からだと、こころと、たましいが一体である人間( 全人)に、キリスト教の愛をもって仕える医療」というように定義されている。

○葦の会における全人医療
 葦の会の理念では「わたしたちはキリスト教精神にもとづき、病める者の肉体的 、精神的、社会的、さらに霊的ないやしを含めた全人医療の実践をとおして主の 栄光のために奉仕する」と明確な全人医療の実践が謳われています。

○全人医療のあり方とスピリチュアルケア  
 全人的な苦痛の緩和は身体的苦痛の緩和だけでは行えないので、身体的苦痛の 緩和のための医療スタッフに加え、精神的苦痛のためには専任のカウンセラーや チャプレンがケアにあたります。そして日々の看護に関わる看護スタッフの言葉 や態度をとおしても精神的ケアがなされ、またケースワーカーを中心になされる 社会的ケアは人間関係の問題の解決に向けてのケアもあり、結果的に精神的苦痛 の緩和のためのケアとも関わっています。そして究極的なケアとして霊的な苦痛 の緩和が求められています。そこではチャプレンの働きが求められます。全能の 神の慰めと助けを祈り、聖書を聞いて神の愛を伝えます。さらに本人の自覚的な 信仰への導きの中でイエス・キリストにある扉と死の解決を解き明かし、本人が 神の前でイエス・キリストを信じる決心をするならば罪に死んで命によみがえる しるしのバプテスマ(洗礼)を授けます。そこで神御自身が罪の赦しと永遠のい のちを与えるという霊的ないやしの業がなされるのです。

 以上のように全人的な医療においてはいやしは全人的ないやしとしてとられられ なければなりません。それぞれの領域でのケアがお互いに支えあっているという 理解が必要です。全人的なケアといやしの業がなされるためには、それぞれの領 域での働きが連携されて、チーム・ワークとしての働きがなされることが大切で す。究極的な救いである霊的いやしを目的にそれぞれの領域でのいやしの目標が 達成されるような働きこそが、全人医療を実践するひとつの鍵なのです。

 聖書に基づく全人医療の究極の目標は霊的ないやしに他なりません。それはイ エス・キリストにある神との和解です。人に最終的に必要ないやしは罪と死の解 決であり、魂の救いであり、永遠のいのちなのです。それはイエス・キリストの 十字架によって罪が赦され神と和解して与えられるものです。「罪から来る報酬 は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主イエス・キリストにある永遠 のいのちです」(ローマ6:23)という救いに導くことが究極的な目的であること を覚えて、全人医療の働きにおいてはそれぞれのスタッフが肉体的、精神的、社 会的いやしのために最大限に努力をすることが求められているのです。  「愛する物よ、あなたが、たくましいに幸いを得ているように全ての点でも幸 いを得、また健康であるように祈ります。」(ヨハネ2節)

 講和後、毎日開かれている茶話会に出席しました。チャプレンの田頭氏を中心に 、デイルームにて患者さん、看護師・医師の方々と一緒に聖歌を唱え、歌いまし た。その後、皆様とコーヒー・紅茶・ケーキを楽しみました。 今まで私達が経験したことのない宗教的雰囲気の時間を共有することができまし た。あっというまに時間が過ぎ、16時には病院を後にして、首里城観光へ。夜は 清水氏の後輩の新垣敏幸氏のお勧めの琉球料理「糸車」で、上品な味を楽しみ泡 盛で乾杯しました。 二次会は那覇港の近くのロワジールホテル沖縄の和室にて。 翌日、27日(日)は10時にホテル出発し、沖縄自動車道を北上し約90km行程の「 美ら海水族館へ。車窓からは沖縄特有の屋根付き墓地をちらほら眺めながら又青 い海もみえました。雨ではなかったのが幸いでした。今年2月の沖縄は100年ぶり に雨が多かったそうですので。
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