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「研修旅行報告:広島県立病院緩和ケア支援センター」

■開催日 2006年2月25-26日
 場 所 広島県立病院緩和ケア支援センター
 講 演 阿部まゆみ氏 緩和ケア室長

 2月25-26日は、毎年恒例の「研修旅行」を1泊2日で行いました。今回は19名の参加をいただき、広島県立病院緩和ケア支援センターにて、緩和ケア支援室長の阿部まゆみ氏に見学研修と講演をしていただきました。
 2005年12月1日現在、全国に153施設の緩和ケア病棟が設置され、広島県には9施設が設置されています。ちなみに福岡県は東京の17施設に次ぐ13施設の設置です。
 広島県立病院緩和ケア病等は2004年9月1日の開設で、20床(無料:12床/有料:8床)全て個室、各部屋には刺繍・手芸ボランティアの方によるクッションやベッドカバーがあり、家庭的な雰囲気を感じました。廊下には絵画クラブの方による絵がいたるところに展示され、相談室の壁には患者さんがそれぞれの思いを込めて筆を加えた壁画(ホスピタルアート)があり、その絵を描いた時の患者さんや家族の大切な思い出の部屋になっているとのことです。
 緩和ケア支援センターは、広島県民の声により地域の緩和ケアネット作りを目指して設置されました。緩和ケア支援室では、「1.ホームページでの緩和ケア支援センターの概要・最新の緩和ケア事情などの掲載、情報収集室(図書館)にて緩和ケアに関する専門書・一般書・絵本などを医療関係者や一般の方々に開放、センター内の見学会などを通しての情報提供」「2.緩和ケアダイヤルによる患者さんや家族の相談」「3.医師・看護師・福祉関係者の専門研修」「4.地域における緩和ケアネットワークづくりを目指した地域連携支援、日本で初めてのデイホスピスモデル事業」が行われています。
 この「デイホスピス」は、がんの治療後、自宅で療養されている方などを対象に週2日(火・金10時〜15時)「癒し」や「交流」の場を提供し、専門スタッフ2名、ソーシャルワーカー1名・ボランティアによる、利用者と家族のニーズや目的に合わせたケアの提供がなされています。プログラムとして、痛みの相談・浮腫を軽減するリンパマッサージ・絵画療法・音楽療法・絵手紙や折り紙などの創作活動・屋上庭園でのレクリエーションがあり、それぞれの希望や、症状の程度、体調に合わせてプログラムは作られています。
 自宅に閉じこもり無口だった方が、デイホスピスを利用し始め折り紙をきっかけとして家族やスタッフとコミュニケーションがとれるようになったこと。宝物として残されたハッピーメモリーのエピソードなどを話していただきました。
 緩和ケア病棟・一般病院に入院中の患者さんが住み慣れた自宅療養へ移行する支援、家族や介護者の休養と休息の提供(レスパイト)、患者さん同士の交流と語らいの環境整備として、「デイホスピス」が重要な役割を担っていることを学びました。
 福岡においては現在のところ「デイホスピス」と取り入れている施設はないようです。
 研修の後は、広島名物のお好み焼きを食べ、世界で初めて原子爆弾による被害を受けた「広島平和記念資料館」に行きました。改めて、核兵器のない平和な社会を実現することを願わずにはいられません。夕食は広島名物の旬の牡蛎の土鍋に舌鼓をうちました。
 研修2日目は、ホテル側から高速船で宮島へ渡り、世界遺産に登録されている厳島神社をまわり、夕方無事に博多に帰ってきました。
 参加者の皆様お疲れ様でした。そして、研修旅行担当の堀野一成さん、今年もお世話いただきまして、ありがとうございました。
おすすめ紹介
A5判 284P
(本体1800円+税)
A5判 104P
(本体952円+税)
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