ホーム | サイトマップ | プライバシーポリシー | リンク・著作権・免責事項 | お問い合せ
「コミュニケーションの実際5 傾聴」
■開催日 2005年12月17日(土)
■場所  清水クリニック
■講師  世話人 末崎好子
     ボランティア 高山純子 最所義子

 コミュニケーションの実際として、「傾聴」をいくつかの方法を通して考えてみました。今回は「施設緩和ケアにおけるロールプレイ」です。当会の傾聴部門の責任者である末崎好子さんに実際の体験の中からロールプレイを実演していただきました。場所は清水クリニックの診察室を使わせていただきました。
 高山さんは、夜眠れない患者さんに、ハウトケア(マッサージ)をする事を通して、思いを傾聴し、リラックスしていただく方法を紹介されました。患者役は当会でSP(模擬患者)を担当している山本和子さんになっていただきました。ただ向き合って話をするのではなく、人の肌のぬくもりを感じることで徐々に安心感を得て、患者さんは自分の思いを話し始めるようです。
 最所さんは、緩和ケア病棟の談話室での、お茶のサービスを通してのコミュニケーションを図っている様子を紹介してくださいました。入院中の患者さんや、病院にずっとつきそっている家族の方々は、季節を感じる時間や心のゆとりがないのではないかとの配慮で、季節の植物を飾ったり、自分の家にあるハーブのお茶を入れたりと工夫をされていました。この心遣いによって、患者さんや家族の方は、病院という非日常の空間から少し緊張が解かれた日常のひと時に帰ることができ、自分の思いを語ることができるようです。お二人の緩和ケア病棟での働きで、多くの患者さんや家族の方が慰められているのだろうなと感じられました。
 次に、場所を清水クリニックの2階へと移し、コミュニケーションの工夫のひとつとして、当会員で絵手紙の講師をされている下坂祐子さんに「絵手紙」を教えていただきました。絵手紙は、近隣の緩和ケア病棟のいくつかで、ボランティアの方が定期的に指導され、患者さんや家族の方の楽しい時間になっているものです。
 講習がはじまると、みんな日ごろの表情と違い、童心にかえったように筆を持ち、下坂さんの言葉に耳を傾けていました。
 「どんなものでも画材になるのよ」と下坂さん。わけぎを切ってお皿に盛った彼女の作品は、何ともいえず素敵でした。みんなが絵を描き終わると、下坂さんが一人一人の絵手紙をみながら講評をされましたが、この言葉の中には、相手のことを思うやさしさがいっぱいにつまっているように感じられました。それは下坂さんが絵手紙を通して、ご主人を亡くされた悲しみを乗り越えてこられたからなのではないでしょうか。
 人は、さまざまな悲しみや苦しみがあると思います。その思いを誰かに聞いてもらったり、何かで表現したりすることで慰められたり癒されたりするものではないでしょうか。
 人の話を傾聴することはとても難しいことですが、今回紹介されたいくつかの手段を用いながら、自分に合ったコミュニケーションの方法で、誰かの側に寄り添って、傾聴できればいいなと思いました。
 「絵手紙は描いたら必ず誰かにお手紙として出しましょう」とのことです。
 参加された方から素敵な絵手紙がみなまさのもとに届くかもしれませんね。
おすすめ紹介
A5判 284P
(本体1800円+税)
A5判 104P
(本体952円+税)
Copyright (C) 2005 The meeting which considers a final stage. All Rights Reserved.