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平成22年度定例会報告
過去に行なわれたファイナルステージを考える会以外の活動の報告です。

グリーフケア”悲しみを 「すこし和らげる」「ちょっと減らす」「瞬間忘れる」” 工夫

第八回「体を動かしてみる」
■開催日 2010年11月20日(土)
■場所  福岡市 油山
■講師  山を案内していただく方 原口 勝さん

♪11月の定例会の報告をいたします。
 今月は「体を動かしてみる」というテーマで、那珂川病院緩和ケア医長の原口勝先生に油山を案内して頂きました。先生は日頃から、お忙しい中時間を見つけては山に登っていらっしゃるそうです。

  「自然は五感を通して癒しをもたらしてくれます。四季折々に変化する樹木や野草の美しさに魅了され、鳥のさえずりを楽しみ、新緑の香りに浸り、落ち葉を踏みしめ、手をあてて樹木の命を感じます。頂上を極める事が出来れば、展望も開けて、満足感は一番でしょうが、自分の体力や時間に合わせて歩く事でも十分に楽しむ事が出来ます。
「山へ自然に足が向くのはどうしてでしょうか?」たぶん心が落ち着くからでしょうね。都会の喧騒から離れて、ゆったりとした四季の移り変わりの中に身を置いて、年ごとに生まれ変わる野草を眺めたりして、「人も自然の一部なんだ。自然から命をもらって、また土に帰って行くんだ。」と実感するからかもしれません。
                  「山歩きのすすめ」原口勝 11月定例会御案内より

 11月20日(土)油山市民の森管理事務所前に集合、参加者は19名でした。参加者の皆さんの多くが配偶者を亡くされた方々でした。日頃定例会に参加されている方もいらっしゃいましたし、原口先生に看取っていただいたご遺族も参加されました。当日の参加者のみなさんの体調を考えて、3コースの中から自分でコースを選んで頂きました。
 それぞれのコースを紹介しますと、1.キャンプ場に残って交流会の準備をするコース 2.展望台まで行きその後キャンプ場班と合流するコース 3.油山登山の案内人である原口先生と共に最後まで山歩きをするコース。皆さんそれぞれの思いを胸に油山の紅葉を楽しんでいらっしゃいました。山歩きの途中で、「ここによく夫と一緒に来たなあ」「あの人にこの景色を見せてあげたいなあ」などの言葉も聞かれました。原口先生の時折優しい口調で山の案内をされるのが、皆さんの心にほっとした感じを与えたようです。 ゆったりとした歩調でおしゃべりをしながらの楽しい山歩きを満喫しました。「山笠の滝」で原口先生が「ここまで来ることができれば、どんな山登りも大丈夫」とのコメントに、参加の方々から「なんだか自信が出来たようでうれしい」とのことばが聞かれました。
 山歩きをするコースは、中央展望台→吊り橋→山笠の滝→キャンプ場でした。キャンプ場では交流会の準備をする方々によってすべて準備が出来ていました。自然の中、皆で食べるぜんざいやコーヒーは格別でした。食事をしながら恒例の一分間スピーチでは、皆さんそれぞれ現在の心境を素直な思いで話されました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、みんなで後片付けをし、解散となりました。天気にも恵まれ、皆さん油山の自然に触れながら、悲しみを少し和らげ、ちょっと減らし、瞬間忘れるひと時を過ごされたのではと感じました。

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