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平成22年度定例会報告
過去に行なわれたファイナルステージを考える会以外の活動の報告です。

グリーフケア”悲しみを 「すこし和らげる」「ちょっと減らす」「瞬間忘れる」” 工夫

第四回「コラージュを作ってみる」
■開催日 2010年7月17日(土)
■場所  『久留米大学福岡サテライト』ルーム
■講師  教えていただく方 岩崎瑞枝さん

 ♪7月の定例会の報告をいたします。
 7月の定例会は、「コラージュを作ってみる」というテーマで、当会の代表世話人の岩崎瑞枝さんにコラージュについてのお話と実際の指導を行ってもらいました。皆さん日頃思っていることをイメージしながらコラージュ作りに没頭されていました。
<コラージュとは>
1.コラージュの由来
  ・コラージュ(collage)とは、フランス語で、糊付け(すること)を意味する。
      ・雑誌やパンフレットなどの既成のイメージをハサミで切り抜き、台紙の上で再構成し、糊づけするというきわめて単純明快な方法。
  ・ピカソ(1912)をはじめとする現代美術の重要な技法の一つである。コラージュ療法の由来はもともとは美術技法の一つ。
2.コラージュ手法
  ・コラージュ・ボックス方式。
   絵や写真、文字などからおもしろそうな材料を集めて、切り抜き、それらを箱の中に入れておく。その中から切り抜き断片を選び出し構成する。 
  ・マガジン・ピクチャー・コラージュ方式(今回定例会で行いました)
    雑誌など日頃見慣れている絵や写真などの材料を用意し、それらを自ら切り抜く。
3.コラージュのやり方
  1)用意するもの
    糊(又は両面テープ)、ハサミ(先の丸いもの)、雑誌、新聞、パンフレット、台紙(A4〜A3判、B4〜B3判の画用紙)、その他。
    クレヨン、色鉛筆など。台紙は色がみでも可。
  2)方法
    絵の切り抜き(雑誌、パンフレット)の中から自分の心引かれるもの、何か心にひっかかるものを選び出し(切り抜き)、何枚か集め、台紙の上で構成する。それで各々自分の思うような構成ができたら、糊付けする。
制限時間はないが、一般的には1時間以上かかることが多い。台紙の大きさは、状況に合わせて任意に選択可能。


 実際に皆で取り組んでみました。亡くなった大切な方のお写真を持参された方々は、まずその写真の位置決めから始まりました。1時間ほどでほぼ皆さん完成されました。そしてめいめい自分の作品を紹介しながら感想を話して頂きました。
  *「納棺夫日記」を読んで、死後の世界をイメージして作った。
  *今健康の為に娘がいつも野菜を食べろと言うので野菜をたくさん貼った。でも酒もないとね・・とても美味しそうなコラージュでした。
 *家族をイメージして作った。温かい家庭を作りたい。
 *夫の体調が悪いので、二人で旅行ができるようにと思い作った。
 *(亡くなった)夫が黄色い花が好きだったので、夫が植えた黄色いバラの花をイメージして作った。
 *父がお皿をよく買ってきていたので、父を思い出しながら作った。
 *目に付いたきれいな物を貼ってみた。
 *好きなもの、欲しいものを貼ってみた。
 *(亡くなった)夫がお酒が大好きだったので貼ってみた。とにかく時を戻してほしい。夫に会いたいと思いながら作った。
 *家族と離れて暮らしていて、今度一緒に住む家をどうしようかと考えているところなのでその家をイメージしてみた。
 *天体が好きなので、宇宙をイメージした。
 *疲れていて、旅に出たいと思い作った。
 *夫が生前海の見える所に住みたいと言っていたのでイメージしてみた。


 皆さんそれぞれの思いを持って、ひと時、集中して作品の制作に取り組んでいました。
岩崎さんよりまとめとして、
コラージュは、雑誌から切り取ったプロの写真やイラストを使うので、良いものができたという満足感が心の安定をもたらす。作品を作っているときは集中でき、悲しみをひと時でも忘れられることもある。今の自分の状態を(自分の気持ち)を整理できることもある。コラージュは、出来上がったら他の人にその作品について話す事がとても大切。定期的にコラージュを作って、自分の気持ちの動きを振り返ることも一考かもしれない。


  デイホスピスでは、一緒に過ごした仲間が亡くなった時に、亡くなった方を思って皆でコラージュを作成しています。そして、コラージュの裏面にその方との思い出を綴りご遺族の方にお渡しいています。この事はデイホスピスの仲間のグリーフにもなっていると思っています。

おすすめ紹介
A5判 284P
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