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2009年度定例会報告
過去に行なわれたファイナルステージを考える会以外の活動の報告です。
第十二回「もっと知りたいホスピス(緩和ケア病棟)」
緩和ケア病棟 座談会「看護師の立場から」

■開催日 2010年3月27日(土)
■場所  『久留米大学福岡サテライト』ルーム
■講師  福岡市村上華林堂病院 江口 敦美さん
       北九州市聖ヨハネ病院 重見 多美子さん
       福岡市及川病院     辻 惠子さん

 ♪3月の定例会の報告をいたします。
 今月は、福岡近郊にある緩和ケア病棟の看護責任者をお招きして、本年度の定例会のまとめを行いました。ご登壇いただいたのは、福岡市村上華林堂病院(以下華林堂)の江口敦美さん、北九州市聖ヨハネ病院(以下聖ヨハネ)の重見多美子さん、福岡市及川病院(以下及川)の辻惠子さんで、座談会のスタイルでお話していただきました。
 お話の内容は、 @自己紹介を兼ねながら各緩和ケア病棟の特色A心に残った患者さんとのエピソードでした。各病院の情報は、すでに医師により本年度の定例会で紹介済みでしたので、看護師としての視点で語っていただく事で違う面が見えたようでした。印象に残った内容を以下にご紹介いたします。
 @自己紹介を兼ねながら各緩和ケア病棟の特色:ここでは看護師歴や今興味を持っている事、病院の特徴などを話して頂きました。一般病棟と併設のメリットとして各科との連携ができること(例えばCT検査等)(華林堂)、セラピー犬の活躍(聖ヨハネ)、街中の生活のにおいがする環境(及川)等々。皆さん看護師歴で共通していたのは、急性期の病院などで経験を積まれた後に、緩和ケア病棟での職務にあたられていることでした。
 A心に残った患者さんとのエピソード:たくさんの患者さんの思い出をじっくりとかみしめながら話して頂きました。
食事がとても美味しいと評判の病院なので、患者さんも家族もとても楽しみにしている。しかし、食事をとることができなくなった患者さんの場合、看護師が食事をさげてしまうことがある。このことを知った家族が、とてもショックを受けている場面に遭遇したケースの話があった。食事ができなくなった患者さんの病状の変化についていけない家族に対して、充分に説明を行っていくことの大切さを実感した。(及川)
 患者さんや家族がいつでも自分たちの思いを書けるノートを病棟内に置いている。ノートの中には「自分が病気になってよかった。他の人でなくてよかった。病院の方々に感謝しています。」などのことばが書いていました。このような思いを直接聞くことは少ないので、ノートを置いていてよかったと感じた。(華林堂)
 在宅で関わった白血病の19歳の男性の話をしていただいた。本人の希望で在宅生活となったが、一か月で亡くなった。この在宅で幸せだった様子を紹介医に知らせた時、主治医として在宅に帰ってもらったことが本当によかったのかと苦しんでいたことを知った。亡くなった後に紹介医に報告をしたときに医師の悩みに触れお互いに情報を共有してゆく事の大切を感じた。(聖ヨハネ)
みなさんのお話を聞きながら、患者さんにいつも寄り添っている姿が心に染みました。
 最後に司会の岩崎さんより、本日の三名の方のお話からホスピスマインドが緩和ケアの中心であることが分かったこと、患者や家族は、この一年間緩和ケアを学んだ成果として、このホスピスマインドを持った病院を探していきましょうと締めくくられました。1年間ありがとうございました、次年度もご参加ください。




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