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2009年度定例会報告
過去に行なわれたファイナルステージを考える会以外の活動の報告です。
第八回「もっと知りたいホスピス(緩和ケア病棟)」
医療法完光会 今野病院

■開催日 2009年11月21日(土)
■場所  『久留米大学福岡サテライト』ルーム
■講師  今野病院緩和ケア病棟医長 織田 俊介先生

  ♪11月の定例会の報告をいたします。
  今月は医療法人完光会今野病院の緩和ケア病棟医長である織田俊介先生にご講演いただきました。
  今野病院は、昭和59年に開設された大牟田市の東南地区の中核病院です。入院から在宅の一貫した医療の実践を目標に介護事業の充実を図り、通所リハビリテーションやグループホーム、小規模多機能居宅介護も併設されており、平成18年度には緩和医療の取り組みを始め、平成19年1月に緩和ケア病棟(19床・全無料個室)が開設されました。開設当初より病棟長の織田先生の熱い思いは、自己紹介で語られた、先生が医学生の頃胃がんで亡くなったお父様を看護師だったお母様と在宅で看取ったという経験がここに繋がっているのではないかと感じました。
前半はおもに大牟田炭坑の歴史や先生の趣味についてたくさんの写真や地図をスライドにしてお話くださいました。閉坑後大牟田市の人口は現在12万人まで減少し、3分の1を65歳以上の高齢者が占め、高齢単身者が多いのも特徴的です。緩和ケア病棟入院患者さんの平均年齢が男性74歳、女性78歳で歩ける人が少ないということからも人びとの暮らしぶりが想像できる気がします。ご趣味は鮎釣り・日曜大工・電気工事・料理と多彩で、毎年のお節料理はすべて手作り(その品数の多さにはびっくり!)、お孫さんの運動会のお弁当まで作られるそうです。
  後半は緩和ケア病棟の実際についてのお話でした。入院してこられる患者さんは高齢で認知症を併発しておられる方も多く、夜間の徘徊や奇声などの対応に苦慮されているそうです。癌性疼痛のコントロールについても、特に内服薬については正しく服薬できているか確認することが大切であると念をおしておられました。毎日の入院生活はゆったりと時間が流れているようで、お汁粉会・芋煮会・スイカ割り・カラオケ大会・花火大会など地域の特性を活かした月行事がとても印象的でした。
  「麻酔科専門なので疼痛コントロールはばっちり出来るが精神面のフォローでは毎日悩み続けています。出来る限り患者さんの要望を取り入れ希望に添うように努力していきます。」と豪快に笑われながら話を終えられた織田先生の瞳に優しさとあたたかさを感じました。

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