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2009年度定例会報告
過去に行なわれたファイナルステージを考える会以外の活動の報告です。
第七回「もっと知りたいホスピス(緩和ケア病棟)」
医療法人聖亮会 聖ヨハネ病院

■開催日 2009年10月24日(土)
■場所  『久留米大学福岡サテライト』ルーム
■講師  聖ヨハネ病院 院長 本島 由之先生


 ♪10月の定例会の報告をいたします。
 今月は医療法人聖亮会聖ヨハネ病院(北九州市)の院長、本島由之先生にご講演いただきました。
 聖ヨハネ病院は、九州には二ヶ所しかない完全独立型ホスピスです。完全独立型ホスピスとは、総合病院等に属さないホスピスのみを行う施設のことです。因みにもう一ヵ所は平成22年2月20日、21日に当会が研修旅行を予定している「大分ゆふみ病院」です。
 前半は病院の理念・基本方針、採光を重視した緩やかなカーブの三階建ての建物と内部の施設のお話でした。20床の個室には無料の個室が10床あるが、設備使用料として3,150円必要なこと、入院の際の保証金などのお話がありました。直接病院に行って説明を受けないと理解できないような細かいことまで伺うことができました。
 後半は完全個別メニューの食事のお話から始まりました。メニューはもとより素材の工夫(例えばパスタを患者さんが食べ易い長さに切って調理する)、木曜日の夕食は患者さんの好きなお刺身の提供(時には握り鮨やちらし寿司に変身)など、心から「食する」ことを楽しんでいただけるように創意工夫なさっている様子を伺いました。また「食べられないことを肯定する」というお話には本島先生の患者さんへの深い理解と配慮を感じました。
 次にインターネットで購入されたという一日二回の回診(入室許可の有無を心得ている)をしている「黒い先生」ことラブラドール・レトリバーの「ドナルド(愛称ドナ)」の興味深いお話です。このドナがスタッフの一員として頑張っている姿は、患者さんやご家族の方、スタッフの癒しとなっているとのことです。夜の帳が下りる頃、患者さん、ある時はご家族の方がドナの側に寄り、語りかけ、ドナがその胸の内にじっと耳を傾けている姿(傾聴のスペシャリスト!)に、時折その場面に出合う先生は胸を打たれるそうです。アニマルセラピーの効果をドナは充分果たしているといえるでしょう。
 本島先生のお話はユーモアがあり、時にはこの時この場でしか聞けないお話もあり、あっという間に終了の時間になりました。

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